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災害に強い家の形とは?災害に強い家を建てるためのポイントを解説!

2021-12-22

「災害に強い家の形ってどんなものだろう」
「家を建てるなら災害に強い家に仕上げたい」
このようにお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、災害に強い家の形と災害に強い家を建てるためのポイントについてご紹介します。

□災害に強い家の形とは?

何か災害が起こったとき、建物には縦や横方向への力が強く働きます。
また建物には、常に重力によって上から下への力がかかっていて、2階にある荷重は1階に流れ、1階からは地盤側に流れています。

すなわち、災害に強い家の形とは、災害時に建物に力が働いた時に踏ん張って耐えられる構造であり、なおかつ上下左右に力がスムーズに流れることが条件です。

この条件を満たすためには、建物の形は単純な形であればあるほど良いとされています。
それを満たすのが、長方形の形の家です。
建物を平面図で捉えたとき、なるべくシンプルで、少ない数の長方形が組み合わさった形状の家が災害に強いです。

なるべくシンプルで単純明快な形のことは整形と呼ばれます。
建物の平面図をいくつかの長方形に分割できるのであれば、その形は整形と呼ばれ、災害に強い形状です。
反対に、平面図に凹凸の多い複雑な形状では、災害に強くないとされています。

□災害に強い家にするためのポイント

*耐震基準

建物を建築するときは、建築基準法に定められている耐震基準を満たさなければいけません。
この基準内で建築された建物にも3段階で耐震性能が分けられており、最も耐震強度の強いものは建築基準法の耐震基準の1.5倍の耐震強度を有しています。

2016年に4月に発生した熊本地震でも、多くの建物が倒壊や損傷している中で、最も耐震強度の強い住宅では16棟中14棟が無被害に抑えられるなど、強い揺れが続く大地震にも耐震性があることが証明されました。

*構造

上記でもご説明したように、家の構造をシンプルにすることが大切です。
長方形に近い単純明快な住宅の構造では、災害時にかかる力が分散され負荷を軽減できると言われています。
凹凸や出っ張りが多い複雑な形をした住宅では、この力の分散がうまくできず構造的に弱い部分ができてしまい、建物の倒壊につながってしまう危険性があります。

*素材

災害の中でも地震を想定した場合、重量の大きいものは地震での負荷も大きくなります。
例えば、瓦屋根の住宅では屋根からの建物へダメージが大きいです。
屋根素材には重量の軽いものを選ぶと良いでしょう。

火災を想定した場合、木造建築は燃えやすく鉄筋コンクリートや鉄骨造の住宅と比べて火事の危険性が高いと思われがちです。
しかし、屋根や外壁に不燃材料を用いることや、各部屋の防火と延焼の遅延を目的として天井や壁を石膏ボードにすることで対策になります。
その他にも、カーテンやカーペット、インテリアにも不燃材料を使うことで、さらに防火対策を取り入れられます。

□まとめ

今回は、災害に強い家の形と災害に強い家を建てるためのポイントを紹介しました。
災害に強い家の形について理解していただけましたか。
災害に強い家の形に関してさらに詳細を知りたいという方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
当社の専門家が全力でサポートさせていただきます。

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