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注文住宅の方必見!省エネ仕様の家の基準を説明します

2022-05-18

注文住宅で省エネ仕様の家を建てたいと思っている方も中にはいらっしゃるでしょう。
省エネ仕様の基準や評価方法は法律によって定められています。
しっかりと理解することで、より安心して省エネの家を建てられます。
そこで今回は、省エネ仕様の家の基準について説明します。

□省エネルギーの基準について説明!

省エネと呼ばれる家には、法律によって定められた省エネの基準があります。
そこで、ここではそんな省エネルギーの基準について説明します。

まず、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律があります。
評価基準は2種類あるため、ここではその2つの基準について説明します。

1つ目は、外皮性能を評価する基準です。

外皮の熱性能基準には、断熱性能を示すものと日射遮蔽性能を示すものがあります。
これらはいずれも、「外皮における部位の面積の合計」に対する指標です。

2つ目は、設備機器等の一次エネルギー消費量を評価する基準です。

この評価では、設計仕様で算定した数値が基準仕様で算定した数値以下になることが求められます。

これらの基準を知っておくことで、スムーズに判断できます。
ぜひ、これらの基準を知って省エネについての理解を深めましょう。

□省エネ基準の適合方法について説明!

性能評価の評価法として、初めに、部位ごとの熱貫流率を求めます。
屋根、天井、外壁、床の場合は計算ソフトを使用します。
マグ・イゾベールの「部位の熱貫流質の早見表」か、一般社団法人の「住宅性能評価・表示協会」の計算書がよく使用されます。

また、窓やドアの場合は、メーカー公表値か省エネルギー基準解説書内の熱貫流率一覧表を参照し、計算しましょう。

次に、それぞれの部位の面積を包囲ごとの図面から拾い出します。
図面を拾い出すと、いよいよ外皮性能基準を算出します。
ここでは前述した一般社団法人の計算書か、国立研究開発法人の計算プログラムを用いて計算します。

その次に一次エネルギー消費量を算出します。
ここでは、エネルギー消費性能計算プログラムが使用されます。

これらの手順で、評価していきます。
これらの計算は決して簡単ではありませんが、手順を理解することで、よりスムーズに計算できるでしょう。

□まとめ

今回は、省エネ仕様の家の基準について説明しました。
基準だけでなく、評価方法についても知っておくことで省エネの家づくりに役立ちます。
ぜひ、今回の記事を参考にして、省エネ仕様の家づくりをしてみてはいかがでしょうか。

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