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耐震等級3とは?地震に強い家づくりに必要な耐震等級3について解説!

2022-05-26

家を建てようと検討している多くの方が、地震に強い家にしたいとお考えでしょう。
日本は地震大国ですから、安心安全に暮らせる家づくりはとても大切です。
そこで、今回は耐震等級3とは何かを解説します。

□耐震等級3について解説!

そもそも耐震等級について、皆さんはどれほどご存知でしょうか。
耐震等級は、家を建てる上で非常に重要なものです。
ここでは、そんな耐震等級とは何かを説明します。

耐震等級は、1から3までのレベルがあり、数字が高ければ高いほど耐震性は高いとされています。

ですが、必ずしも耐震等級が3でないといけないというわけではありません。
耐震等級1、いわゆる新耐震基準は、震度6強から7レベルの地震でも人の命が守られるという観点で定められている基準です。
なので、耐震等級1の家であっても、それなりの耐震性を備えているということになります。

しかし、1回目の揺れでは問題なくても、次の揺れでは倒壊する可能性があるということを理解しておく必要があります。
そのため、1回目の揺れでの倒壊が免れたから安心できるわけではありません。

さらに、たとえ倒壊しなかったとしても、揺れによって家が傾いてしまった場合や、大きく損傷していた場合は、そのまま住み続けることは厳しいでしょう。
また、倒壊していなくても、そのリスクの高さから高額な補修費用を要する場合や、住む場所がなくなる場合も考えられます。

地震は、いつどれほどの大きさのものが発生するかは誰にも分かりません。
連続して大きい地震が起きる可能性も十分有り得ます。
そのため、地震が起きても安心して住み続けるために、耐震等級3を備えた家を建てることが好ましいとされているのです。

□耐震性が決まるポイントについて説明!

耐震等級が決められるポイントは大きく4つあります。
ここでは、そのポイントについてそれぞれ詳しく説明します。

1つ目は、耐震性の高い建物は軽く作られているということです。
建物は重い方がずっしりしていて揺れにくいと考える方も多いでしょう。
しかし、実際はそうではなく、建物や屋根が軽いほど揺れに対する振り幅が小さく、耐震性が高いといえます。

2つ目は、耐震性の高い家には耐力壁が多いということです。
耐力壁とは、地震や強風など横からの力に抵抗できる壁のことを指します。

3つ目は、耐震性を高めるアイテムの配置場所で耐震性は変化するということです。
むやみやたらに耐震性のあるアイテムを設置するのではなく、どこに設置するのかが重要です。
最大限の効力を発揮するために、配置バランスを考慮しましょう。

4つ目は、耐震性の高い家は床の耐震性能が良いということです。
地震が発生しても壁が地震の力に耐えられるようにするためには、床の耐震性能が高いことが重要です。
そのため、壁と接している床は、耐震性能を上げる大切なアイテムの一つです。

□まとめ

今回は、耐震等級3とは何かを解説しました。
耐震等級は聞いたことがあったとしても、実際どのような基準でその耐震等級が定められているのかについて知る機会は少ないですよね。
ぜひ、自分自身の命や家族の命を守るためにも、今回の記事を参考にして地震に強い家にしましょう。

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