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住宅性能表示とは?評価基準や必須分野における等級について解説します!

2022-07-04

住宅性能表示は住宅の性能をより具体的に把握できるものとして注目されています。
名称は聞いたことがあっても、その内容まで理解されている方は少ないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、住宅性能表示の内容と、そのメリット、デメリットについてご紹介します。

□住宅性能表示の評価基準と等級について解説します!

そもそも、皆さんは住宅性能表示とは何かご存じでしょうか。

これは、2000年に施行された品確法に基づいて定められたもので、住宅の性能をより分かりやすくするために制定されました。
近年では、この制度を利用する方が増加傾向にあり、多くの住宅メーカーが対応しています。

では、住宅性能表示の具体的な内容について見ていきましょう。

住宅性能表示では10種類の評価対象分野があり、それぞれ評価基準が定められています。
例えば、構造の安定の分野では、耐震性や防風、積雪対策などの評価基準があります。

また、その中でも特に重要とされる、必須分野も覚えておきましょう。
必須分野は、先程ご紹介した構造の安定を筆頭に、劣化の軽減、維持管理・更新への配慮、温熱環境の4つの分野です。
この4分野では、それぞれ等級が定められており、構造の安定では耐震等級、台風等級、対積雪等級があります。
ちなみに、等級はそれぞれ3段階、2段階、2段階となっており、数字が大きくなるにつれて高い評価になります。

□住宅性能表示のメリット・デメリットをご紹介!

では、住宅性能表示にはどのようなメリットとデメリットが存在するのでしょうか。

まず、メリットについて見ていきましょう。
住宅性能表示のメリットの一つは、その住宅の性能がわかりやすい点です。
この制度により、耐震性や劣化対策などを数値で理解できるため、よりその性能が分かりやすくなっています。
また、耐震等級が最高の「3」の場合、地震保険で優遇されるメリットもあります。

ただし、住宅性能表示にもデメリットがあることを覚えておきましょう。

それは、建築コストの上昇です。
耐震性能や防風性能などの等級を上げるべく、構造計算する必要があります。
また、申請費用も発生するため、保険やローンでの優遇制度と併せて判断しましょう。

□まとめ

住宅性能表示について、その内容やメリット、デメリットを解説しました。
住宅性能表示には多くのメリットがある一方、デメリットも存在することに驚いた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、安全面などを考慮すると、やはり住宅性能表示は信頼できます。
何かご不明点がございましたら、いつでも当社までご相談ください。

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